半生麺に関して
麺類は、そうめん、うどん、蕎麦、中華麺等、種類を問わず、造りたて、そしてゆがきたてが、もっとも美味しいのであります。
そうめんの場合は、俗に三年物(ひね物とも呼ばれています。)がよいといわれますが、ひね物にはそれなりに別の意味での良さがありますが、美味しさという点からみれば、造りたての物には遠く及びません。
当社の半生そうめん、半生うどんは、その作り立ての味をそのままに消費者の皆様にお届けしたいと言う願望から開発された物です。製法は、乾燥する手前の段階までは、普通のそうめんと同じですが、乾燥の段階で少々異なります。
まず、表面は乾いたが、芯は乾いていないという状態で、乾燥を止めます。それを、密閉した容器に入れ、15時間程寝かせて、芯の水分が満遍なく全体に行き渡るのを待ちます。そうすると、曲げても折れない、生の状態で、なおかつ麺どうしが接着して団子状にならない、きれいな製品が出来上がってまいります。
ちなみに、普通のそうめんの含水比は12〜14%ですが、半生そうめん、半生うどんの場合は、22〜23%位です。この水分が生の、造り立ての状態を保ちます。美味しく召し上がれる賞味期限は、90日を限度としておりますが、やはり、一日でも早く召し上がるのがよりよいかと存じます。
ひね物に関して申し上げます。ひね物の特性は、腰が強く、ゆがいた後、のびが来るのが遅いというよい点があります。一般の食堂・うどん屋さんなどでは、お昼の忙しい時間に注文をうけてからゆがいていたのでは商売になりません。したがって、朝の内にゆがいて水を切って置いておき、昼の注文にはそれを再度冷水でほぐして、お客様にお出しするのが普通のようです。そのためにのびがなかなかこないひねものが喜ばれてます。これは業者さんの中で、業務用にはひね物が良いといわれていることを、一般の人が良い=美味しいと受け止めるようになったものです。
また、ひね物は、腰がより強くなっており風味も淡白にかれて、それはそれなりにおいしいものです。
半生そうめんは逆にのびるのが速いものですから、ゆがいたら即お召し上がりになるのが、より美味しく頂くこつです。また、半生うどんは少々ゆがきおきをしても、美味しく頂けます。

